クロノス・ジョウンターの軌跡

クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ (ソノラマノベルス)

梶尾真治の有名なSF短編集『クロノス・ジョウンターの伝説』を読んでみようと思い、ネットで詳細を調べてみた。すると、初めて作品が世に出てから約15年の間に、同じ版元から収録内容の違うバージョンが幾つも出ていることが分かった。どうも再録＋新作、再録＋再々録＋新作、再録＋再々録＋再々々録＋新作……といったようなことを何度か繰り返しているらしい（一部は既に雑誌で発表されたものだったりするけど）。前述した通り有名な作品なので知っている人も多いと思うが、特殊な形態だなあと思ったので調べた結果を以下に記しておく。

• 1994年12月『クロノス・ジョウンターの伝説』（朝日ソノラマ／asin:4257010711）
  • 「吹原和彦の軌跡」（初出：グリフォン1994年新年号／初出時タイトルは「クロノス・ジョウンターの伝説」）
  • 「布川輝良の軌跡」（書き下ろし）
• 1999年06月『クロノス・ジョウンターの伝説』（ソノラマ文庫NEXT/isbn:4257173416）
  • 「吹原和彦の軌跡」
  • 「布川輝良の軌跡」
  • 「鈴谷樹里の軌跡」（書き下ろし）
• 2003年06月『クロノス・ジョウンターの伝説』（ソノラマ文庫／2005年に同内容の新装版。isbnは同一／asin:4257770104）
  • 「吹原和彦の軌跡」
  • 「布川輝良の軌跡」
  • 「<外伝>朋恵の夢想時間」（初出：徳間デュアル文庫アンソロジー「少女の時間」）
  • 「鈴谷 樹里の軌跡」
• 2005年07月『新編クロノス・ジョウンターの伝説』（朝日ソノラマ／asin:4257790539）
  • 「吹原和彦の軌跡」
  • 「布川輝良の軌跡」
  • 「鈴谷樹里の軌跡」
  • 「時の力と愛の力−あとがきに代えて−」（著者自身による作品解説／平凡社刊のエッセイ集『タイムトラベル・ロマンス』より）
• 2005年09月「この胸にいっぱいの愛を」（小学館文庫／「鈴谷樹里の軌跡」を映画化したものをさらに原作者本人がノベライズ／asin:4094080473）
• 2008年02月『クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ』（ソノラマノベルス／asin:4022738251）
  • 「吹原和彦の軌跡」
  • 「栗塚哲矢の軌跡」（初出：SF Japan 2007 WINTER）
  • 「布川輝良の軌跡」
  • 「鈴谷樹里の軌跡」
  • 「きみがいた時間 ぼくのいく時間」（初出：朝日ソノラマ刊の同名の短編集）
  • 「野方耕市の軌跡」（書き下ろし）

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