周回遅れのラノベ読み(ラノベラー)
なりゆきまかせの異邦人(ストレンジャー)―日帰りクエスト (角川文庫―スニーカー文庫)
- 作者: 神坂一,鈴木雅久
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1993/02
- メディア: 文庫
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ラノベ読者として基本的に後追いの生活を続けていると、面白いのに打ち切られた作品に出会った時、ちょっとした罪悪感というか、後ろめたさを覚えることがある。
アニメのDVDとかは面白いと思うことと商品を購入することの間に乗り越えなきゃならない壁があるし、漫画はおおむね単行本派だからハナからそういうの諦めてるんだけど、ラノベは読んで面白いと思えばあとはいつ買うかっていうタイミングの話だからなー。なまじ自分の手の届く範囲のものだと思ってるから、そういう思考が働くんだろう。でもこれはこれで傲慢な態度だよな、とも思う。結局後追いの姿勢を矯正できる気もしないし。
自分が10年前20年前の古い作品を読みたがるのは、それくらい古いと、たとえ1冊でも自分が売上げに貢献していれば何か違ったかもしれないとか、そういう消費者としての立場から逃れられる、ってのもあるかもしれない。