おねがいティーチャー #1〜13
- 今さらながら、「おねがいティーチャー」って重要だったのかなあ、と思い始めた。音楽がI`veで、舞台は田舎で、「停滞」なるなんだか鍵ゲーっぽい要素があって、と泣きゲーをアニメオリジナルで再現しようとした最初の作品なのかな、とか。むしろ今までなんでそう思わなかったのかが疑問だ。
- 2002年1月〜3月放映。1998年の「ONE」からは4年。東映版「Kanon」と放映時期が思いっきりかぶっていたのは、どこかで謎の力が働いたんだろうか。田村ゆかり、川澄綾子と声優でも一致が……というのは多分偶然だと思うんだけど。
- でも結果からすると、泣きゲーそのものってより泣きゲー風味のラブコメ、って感じだったな。
- 「停滞」という、ショックを受けると仮死状態になるって病気が、映像として起こした時にあんまり印象的な絵ヅラではなかったのが、ファンタジーとして残念だった。文章メインの媒体ならそこら辺の表現はぼかすことができるんだろうけど。終盤の精神世界っぽいのもあんまり……。そもそもあの設定自体が、モラトリアムの比喩に過ぎなかったってことなのかなあ。
- それと、泣きゲーの主人公はラブホとか行かない。……これは冗談のようだけど、その手の生々しさがないってのは、泣きゲーとしてはでっかい要素という気がする。
- おねティラーゼフォンゼーガペインと俺の川澄綾子のイメージは「負け戦にあえて挑む人」。実際はそうでもないんだけど。