『あいつがそいつでこいつがそれで』第8、9節(第74〜94回、95〜97回)感想まとめ

第8節の登場人物はクリーオウとコルゴン。第9節はオーフェン、コギー、サルア、メッチェン。雑記12月18日から1月23日分まで。

  • 青年は荒野を目指す。キムラックを抜け、アーバンラマに向かうために。クオのゴーストとかいきなり出てきたら笑うな。
  • 緑色を強く意識、ということについてはディープドラゴン関係か、緑の全身タイツを着ていたあいつのことがいまだ心に影を落としているのか。後者に関しては本編の方で決着がついてるものと思ったけど、まあそんなすぐには割り切れないか。
  • 遮蔽物のない荒野で野営、ってどんな気分なんだろうな。ファンタジー小説ではよく見られる光景だけど、日本から一歩も外に出たことのない人間には想像つかない。
  • コルゴンがティッシを指して「それなりに手強い」っていうのって、「苦手」と同じくらいの意味にしか聞こえない。
  • クリーオウが常識人に思えるほどの天然っぷり。コルゴンはこういう奴だって分かってればなかなか面白いんだろうけど、そうでなければ何をしでかすか分からない恐怖の対象なんだよなあ。ある程度っつうかかなり付き合いがあるティッシですら、「凶暴」扱いだもんなあ。いや理解してるからこそ「凶暴」扱いなのか。
  • 「あの時」以来まともに食事を取っていない?この調子だと魔術使えないとかもありそう。どんどんメッキが剥がれてくなー。繊細すぎるがなあの夫婦。おまけに服薬暗殺者と来たか。
  • 「脂の塊のようなもので、脂の塊のような味しかしない、実際に脂の塊ではないかと思える脂の塊だが。」結局脂の塊じゃねーか!
  • 「俺の名前の数は、計画の数だ。」
  • クリーオウが使ってた謎の薬物に関しては、詳細が分かんないけど、結構あぶなっかしい代物っぽい。キムラック人から手に入れたってだけで、ネイムとの繋がりをどうしても連想しちゃうしなあ。
  • 「習得においては、謙虚さは都合が良い。ただ発揮する時には邪魔になる」西部編でクリーオウが死なずに済んだ理由がよく分かる。
  • あの野郎、なんていうようになったのはオーフェンやコルゴンよりティッシの影響だと思う。天魔の魔女の姉妹だからなー。なんだかんだ言ってオーフェンはそこら辺配慮しそうだし。
  • 本格的なアクションはシャンク以来だわー。萌ゆる。
  • 「変わってしまった自分は、わたしたちといっしょにいられないって、あいつは思ってる。」あー。言われればなるほど納得なんだけど、ラストのあのオーフェンの行動はポジティブなものから来ていると思っていただけに、少々意外でもあった。
  • いい最終回だった。実際クリーオウに関してはもう何も語ることがなさそう。完全に覚悟完了しちゃってるし。
  • 「キリッ」としてるコギーは可愛いなあ。


他。