ズッコケ時間漂流記/那須正幹/ポプラ社ズッコケ文庫

ズッコケ時間漂流記 (ポプラ社文庫―ズッコケ文庫)


美人の音楽教師を慕って放課後、音楽室を訪れた三人組。しかし、直前までピアノの音色が聞こえてきていたにも関わらず、そこには誰もいない。準備室を探している内、そこにある鏡にハチベエが触れると、なんと中に吸い込まれてしまう。気がついた時、3人は江戸時代にタイムスリップしていた。


美人音楽教師とか、教科書ではあんまり高評価受けてないけど実は改革的だった田沼意次とか、三人組が当時の人たちに文明の進歩を伝えるのに選んだのが紙飛行機だった、といった辺りがよかった。ちなみにタイムスリップネタはこの後、『大地震』でも出てくる。