おおきく振りかぶって(11)/ひぐちアサ
- 勝った学校との練習試合の交渉から始まる新章ってのも珍しいのかなーと思った。
- 越智先輩が明らかにこれまで登場した女性キャラと違って美人に描かれてる。友利先輩も同様。こんな色気のある高校生が……いるから困るんだよなあ。モモカンとかも美人ではあるんだけど、漫画的なデフォルメが強くてあんまり綺麗な人だ、という感じはしなかった。今回初めて顔を見せた花井の双子の妹は目を丸く大きく描こうとしてるあたり可愛く描こうとしてるなーという気は伺えるけど、この人の描く可愛い目はくりくりし過ぎててちょっと苦手だ。むしろ地味な栄口姉の方が。
- 高校生で体育会系の人間の夕食がラーメンってどうなんだ、と思ったら小さく「3杯目」の文字が。お代わり自由なんだろか。高校野球って強いとこは食事制限とかあるのかな。
- 年が二つ違うだけで随分大人っぽい印象がある呂佳だけど、今でも夢に見るくらい当時のことを引きずってるのか。で、それがああいう行動に繋がるのね。
- モモカン23歳!それってビミョー?ビミョーか!?って花井はホントにんもー。考えてみれば1巻で最初にモモカンの洗礼を受けたのもコイツだったな。そして田島は「うちのニーチャンのツマ23歳。ニンシンしてるから胸デカイ」とか、またアレな性癖を……。
- チアガールが脱いだ時の「ぬぐとこ見んのってドキドキすんだよなー」がいいですね。童貞をよく観察してる漫画だこと。
- 部室ではノースリーブの時隠してた腋を試合応援中はちゃんとさらけ出してるのな。
- 阿部父いいキャラだなあ。この父にしてあの子あり、って感じだ。
- 阿部友達いない説浮上。「おれに不満とかある?」とかあの三橋に直接聞いちゃうあたり阿部もまだまだだなあ。そしてそれを「ちゃんと通じてる」と勘違いしてる辺りが泣ける。悪気がないだけに。そしてそれがリードにおいて三橋をますます依存させ、相手チームに配球を読まれることに。