少女革命ウテナ
- 「絶対運命黙示録」、って言葉の響きがカレー、ラーメン、ステーキ、みたいな感じ。
- 全39話、まるで隙がない。同時代だと『ビバップ』くらい。すごい完成度の高さ。バンクも幾つかあって基本的には定型に沿って話が進んでくんだけど、徐々にそこから外れていく。『エヴァ』ほどこの作品が語られないのってそこら辺に原因があるのかもなー。
- あと、TVシリーズから劇場版までリアルタイムで観てなかったからか、いまいち「自分の作品」だって認識がないってのもあるかもしれない。
- 自分の場合は、なまじ奇抜な演出やキャラクターなど映像的な面白さが凄いもんだからそっちにばかり捉われていて、お話の深い部分まで入り込んでいくことが出来なかった、ってのも一因かも。
- 『ウテナ』の前に『ウテナ』はなく、『ウテナ』の後に『ウテナ』もない。そういう意味で時代性ってのを見出せてないってのも。『セーラームーン』も語れるほど観てはいないし。『忘却の戦慄』もあくまで局所的なものだしなあ。
- スタッフ面では幾原邦彦を始めとして榎戸洋司、月村了衛、長谷川眞也、相澤昌弘、林明美、高橋亨、細田守、錦織博、桜美かつし、五十嵐卓也、長濱博史、光宗信吉、小林七郎等々後に色んなところで活躍する人材を起用してはいるんだけど……。