スレイヤーズ(5) 白銀の魔獣/神坂一/富士見ファンタジア文庫

光の剣、デュクリス、ザナッファーと現在進行中のアニメと関わりが深い巻。ゼルに「主役がいなきゃ話にならん」とまで言われてるのに、ラストバトルではリナのラグナブレード初お披露目にいいところを持っていかれたガウリイが不憫といえば不憫。それはそれとしてあの攻略法、視覚的に結構好きなんだけど、アニメではやってくんないだろうなあ。そもそも魔獣形態の(?)のザナッファーの出番がなさそうだもんなあ。つくづくアニメ無印でコピーレゾと合体させたのが惜しまれる……。

あと、この巻ではなんといってもみんなの人気者、謎のプリースト・ゼロスの登場でしょうっ！いきなりブラストボム発動させた挙句リナにタリスマンを奪われる、という凄いんだか情けないんだか分からない芸風は最初から。で、次巻以降はクレアバイブルの写本を処分して回っていたゼロスに導かれ、そのオリジナルを探し求める。一つのシリーズとして綺麗な流れが決まった。

アニメでは『NEXT』でカンヅェルと一緒にセイルーンに巣食ってたマゼンダさんも本来ならここで登場。街中ならともかく野外であの格好はないと思う。