『しもそ』別冊文藝春秋にて紹介される/『籠の中の15分』の解釈/『オーフェン』のこと/『火の粉』のこと
ひとつめ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/06/07
- メディア: 雑誌
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今月の別冊文藝春秋にて、『誰しもそうだけど、俺たちは就職しないとならない』が紹介されていました。秋田のコメント付き。1ページという短いものなんで『しもそ』既読者はあんまり……かも。
しかし、文藝春秋社も桜庭一樹は勿論のこと有川浩、橋本紡、桜坂洋、米澤穂信などなどすっかりその手の人たちがいることが当たり前になってきましたね。
ふたつめ
男に女の意見を、女に男の意見をそれぞれ納得させるためのものでは断じてありません。明らかに、両者の間にある明確な齟齬をこの上なく読み手に自覚させるためのお話です。
http://book.geocities.jp/xisenin/diary/08-05.html#16
野性時代に掲載された秋田禎信の短編について。確かに、意見の端々に頷くところはあったけど、どちらか一方が正しい、とは思わなかったな。キャラクター性を感じなかったのもそのせいか。普遍的なことしか言わない人なんていない、ということ。それが秋田作品なら尚更。
みっつめ
でもまあ、オーフェンのヒットはやっぱそういうカウンター的要素を持つことで「時代と寝た」から成されたんでしょ? ちがうの?
http://d.hatena.ne.jp/quickdead/20080520#1211274072
「ファンタジーなのに○○」というバリエーションは、その権化である神坂一を筆頭に富士見ではみんなやってたので、そこからさらに一歩抜け出すにはまた別の何かがあったんじゃないかなあ、と思ってます。それはそれで大きな要因だとは思いますが。