DOORS(1) まぜこぜ修繕屋/神坂一/角川スニーカー文庫

お久しぶりの神坂一。多分『スレイヤーズ』本編完結までくらいのお付き合いだったので……うわ、7年ぶりか。時間の流れに愕然。

新シリーズということだけど、お約束や常識といった既成概念を破壊する、というのは変わってなくて安心した。文体は、「〜で。〜があって。〜だけれど。」みたいなのが多くてちょっと辟易。『食卓にビールを』と雰囲気が似ているという人が多いけど、あっちはツッコミ不在なのに対しこっちはちゃんと主人公が目の前で進行している事態をおかしいと感じてくれてるので、分かりやすくはあるんじゃないかな。しかしこれ、常にカオスな世界を作り上げなきゃいけないのが作者的に辛いだろうな。読者としても、インパクトのより強いものを求めるだろうし……。ミヤはイラストだとおっぱい大きいですね。おっぱい大きいのはいいですね。