CMや速報テロップは邪魔物でしかないのか

時をかける少女 コマーシャル入りすぎ(/_;)。
あんなのではそのうち誰も見なくなりますよ・・・。

http://d.hatena.ne.jp/okaguchik/20070722/p3


んーまあタダで観れるんだから文句言うな、という反論はこの場合あんまり意味ないと思ってるし、CM入れるにもタイミングがある、というのには同意するんだけど。たとえノーカットで放送したとしても、番組終了した後に入るCMや次回予告で余韻台無し、ということはありうるわけだし(感動的なアニメの最終回で余韻に浸ってたらなんか全然雰囲気が違うアニメ新番の予告が始まったり)、これはもう、TV放送っていう枠組の中で放映される時点でそういうものとして諦めるしかないんじゃないかな。


自分の場合は、実況文化にどっぷり浸かってたこともあるんだろうけど、むしろCMや突然の速報テロップも、自分の楽しみに取り込んじゃってるなあ。作品そのものもそうだけど、それがどういう状況で放映されてるかを楽しむというか。例えば、『サザエさん』に挿入されるCMの変遷とか、気にしてみるとちょっと面白い。


知り合いに金曜ロードショーの「なんどめだ」『ナウシカ/ラピュタ』のCMに入るタイミングをいちいち暗記している人たちがいて、一緒に見てると「ここでCM!」とか言ってくれたりするんだけど、そういう楽しみ方をしてる人たちにとって、金曜ロードショーで放映される『ナウシカ』『ラピュタ』って金曜ロードショーであの形式で放映されることに意義があるんですよね。その一方で普段からDVDで観返してたりするから、どんだけ好きなんだよ(褒め言葉)と思うけど。一度しかないものと何度も繰り返されるもの、という違いはあるけれど、その楽しみ方の根底にあるものは一緒なのかなあ、と思う。どんな媒体で、どんな時間に、どんな形式で放映されるのか。そういう違いって、リアルタイムに放映されるTV番組を観ることの醍醐味だと思いませんか?