ひだまりスケッチ(1)(2)/蒼樹うめ

ひだまりスケッチ (1) (まんがタイムKRコミックス)ひだまりスケッチ (2) (まんがタイムKRコミックス)


しばらくねこねこの人だと気付かなかったのは何故だろう。諸葛瑾、当時結構楽しみに見てたのになあ。


アニメが先だと、あのCVが脳内再生されますね。というか、実際にはアニメ化前に一度手にとって、その時は特に琴線に触れる部分もなくて棚に戻してて、アニメが終了してから再度手を出したんだけど、明らかにその前後で印象が違う。今の方が読んでて随分面白く感じる。これは、音声を始めとして原作にない(≠足りない)部分をアニメによって得た経験で補完してるからなのかな。メディアミックスって、自分みたいな脳内補完能力が足りない人間にはこういう効果ももたらすんだなー。必ずしもこういうポジティブな影響ばかりでもないんだろうけど。


アニメで吉野家先生始めお色気シーンが増えた、みたいな声が結構あったけど、この原作の時点で十二分にエロいと思う。まあ、こっちは仄めかす程度に留まってるけど、基本ほのぼのした世界だからかえってこっちのがそういうのが際立つ。あーでも、これもアニメで分かり易いイメージがあったからこそ、なのかな。常に上気してる頬とか、男性諸君の妄想をかきたてずにはいられない。はあゆのっちとゆのゆのしたい。


理想のコミュニティとしても、ひだまり荘は結構ポイント高い。これと言って特別な何かがあるわけではないんだけど、うーん、大抵こういう半共同生活ものって、住民同士の諍いを描くことが多くて(というか、住民同士が仲良くなっていく過程を描きたいがために舞台として使わわれてる?)、でもひだまり荘は最初から基本的に仲がいいから、とか?最初から完成してるよねひだまり荘。ヒロさんと紗枝さんの仲のよさってのも、百合オタ的には見逃せないわけだけど、あれも学生寮みたいにみんな一同に介して食事摂ったり風呂入ったりしなきゃいけない義務はないのに、あえてヒロさんが紗枝さんの日常生活の世話を買って出てるからこそ、だよなー。