魔術士オーフェン無謀編(4) 顔を洗って出直しな!/秋田禎信/富士見ファンタジア文庫

顔を洗って出直しな!―魔術士オーフェン・無謀編〈4〉 (富士見ファンタジア文庫)


そんなに地獄を見てえのか?:モグモゲラ村。うさぎ様。


顔を洗って出直しな!:多面的魔術理論。ああいう形かどうかはともかく、魔術に関してイチャモンつける人間ってのはあの世界に結構いるだろうなあ。トトカンタではジュースの氷作ってるのも魔術士だってことを知らない奴はいない、というわりには、魔術士の社会が閉鎖的だからか、結局のところ彼らにどんなことまでが可能なのか、とか普通の人はまるで知らなそうだし。魔術士絞首レスカの話とかもそうだけど、こういうの無謀編じゃなくてプレ編辺りでやってほしかった。これに限らず、オーフェンの世界設定はあれで終わりにするには勿体ないと思うんだけどなあ。秋田本人がそういう方向にあんまり興味がなさそうだしなあ。いっそシェアワールドとか……?


明日があると思うなよ!:ファンタジーなのにジャージ。ファンタジーなのに普通の運動会。まあ普段の格好が革ジャンって時点でもうアレではあるけど。


さよならなんて言わねえぜ!:ボスの鎖骨。嘘最終回シリーズ第1回。


そーいやなにかを忘れてる?:赤紫斜めマダラ接続式ゾウガメもしくは栓抜き付き回転振り子ガニ。


清く正しく美しく:三つ編みお下げの男の子、コミクロン登場。あの中身にしてあの外見、ってのがいいですね。どう見ても「女の子にしか見えない男の子」じゃなくて、ちゃんと「可愛い男の子」に見えるのもよし。ファンブックの人気投票だと、キリランシェロが女性票多数だったのに対し、コミクロンは男性票が比較的強かったのだとか。はぐれ旅1巻で不遇な最期を遂げた彼ですが、死ぬ時も髪型は変わってなかったんでしょうか。それならオーフェンが気付きそうなもんだけど。ティッシ当番回としては、8巻収録の「天使の囁き」と対応してるのかも。