serial experiments lain

serial experiments lain TV-BOX [DVD]


なんどめだレイン。PCをバラす時のBGVはこれに決めてる俺マジキモい。いやホントにキモいよね。今の季節、静電気が怖いので下着姿で臨んでいるのは言うまでもありません。


ネットの描写は、今に通じる面も結構あると思うのだけど、にしてもネットワークに神様が潜んでる、というのはいかにもまだ「アングラ」が存在してそうだった当時の発想だよなあ。今、私の見てるネットで「神」といったらエロ画像をアップしてくれる人のことで(いやそれももう古いか)、ナイツみたいなスーパーハカーなんてこのフラットな世界では影も見ない。でも、普及率ということに関して言えばあの世界のWIREDのが、現実のインターネットよりずっと高そうなのに、そういう部分がまだ残ってるってのが不思議と言えば不思議。


あと、今見返してみると声優の使い方が印象深い。『ブギ―ポップファントム』同様、このアニメも次回予告でAVのインタビューみたいなことをやってた清水香里、ぴーぴーぴーがーがーが印象的過ぎる、まだデビュー間もない頃の川澄綾子、当時はブイブイ言わせてた水野愛日など、あんまりイメージが確立してない新人の人たちを効果的に使ってるなあと思ったのだけど、一方で「ケェッ!クケケケッ!」みたいな笑い声が印象的なlainパパに大林隆介ジャン・レノがモデルらしい青い目の西洋人に中田譲治、その相棒に山崎たくみ、ナイツの人に殺されるオタクの人に千葉繁、ラスボスで神様の人に速水奨などなど、結構なベテランも起用してて。なんかこの布陣がうまい具合に機能してるなあと思った。こういう、メインを新人で固めて、脇にベテラン、みたいな配置って結構定型な気がする。

デビュー間もない頃にアニメ『serial experiments lain』で主人公岩倉玲音の仮想の家族の姉、「美香」を演じる。神を自称する男・コンピュータ世界の騎士団など多くの勢力が交錯する世界で、彼女はコンピュータが作り出した偽物の「美香」に消去され、その偽物も次第に人格が崩壊していくという役であった。川澄は人格崩壊演技のわずか一言二言のうめき声のために何度も練習するというひたむきさを見せ、この姿に打たれたスタッフが最終話(玲音のいない世界での普通の女子高生「美香」)では川澄のために台詞が増えるよう、脚本を変更した逸話がある。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E6%BE%84%E7%B6%BE%E5%AD%90より


へえ。どおりで印象深いわけだ。てか私は、若手声優の人がアレな演技をするのが好き過ぎるな。『リヴァイアス』の桑島法子然り、『なるたる』の能登麻美子然り、『舞-HiMe』での中原麻衣然り。