なんでyoutubeはよくてwinnyは駄目なんだろう


youtubeが登場してから、winnyの話題がweb上で触れられることが少なくなったような気がします。今年に入ってから国が本格的に対策し出したのが原因かもしれないし、セキュリティホールが見つかったのが原因かもしれない。「YouTubeに流れた?」---Winny稼働マシンの数が減少傾向で言っているように、動画を見るだけなら手軽なyoutubeに人が流れた可能性もある。いや、そもそもファイル共有ソフトなんて云々話題を大っぴらに話すもんじゃない。でも、じゃあなんでyoutubeはここまで大っぴらに話題にされているんでしょう。


例えば、はてなブックマークを見てみると、Youtubeで見られる「みんなのうた」まとめが350件程度のブックマークを集めてます。これは、今までの上限がいいとこ2000件程度のはてブにしてみれば、結構な数字だと思います。確か、春頃だったか、エヴァが全話見られる!というブックマークもそれなりの件数に達していたと思う。この日記が置いてあるはてなダイアリーでも、ビデオキなんて機能が搭載されたのは、それだけ利用者が多いからでしょう。youtubeの人気ランキングなんてのも、各所で公開されています。しかし、もしwinnyで人気のあるファイルを表示する「注目のハッシュ」なんてモジュールが技術的に可能だとしても、実装されるとはあんまり思えません。


元々、winnyの時も大手マスコミの報道に比べれば、web上では擁護……とまではいかずとも、警察の動きなんかに対して「それはどうなのよ」的な意見はそれなりにあったと記憶してます。しかし、それはどちらかというと法解釈などに対する第3者的な意見の表明で、自分で「winny使ってますよ」と申告している人は、匿名掲示板外では流石にあまりいなかったし、アニメキャプサイトのキャプがp2pを介して得たものだと分かって、叩かれるなんてこともありました。でも、youtubeを使ってる人は、あっけらかんとそのことを表明しているように見える。あまつさえ、オリコンこんなこと言っちゃう始末。


winnyyoutubeでは、どこが違うんでしょうか。

  • サーバーに依存するしない
  • 導入のしやすさ
  • アップロードした情報を消せるかどうか
  • winnyの場合、ネットワークに参加しただけで違法行為に加担している恐れがある
  • youtubeはそのままではダウンロードできない
  • ウィルスの多さ
  • 画質


今、パッと思いつくのはこんなところかな。


私は法律の専門家でも著作権保持者でもないし、正しいの正しくないのといったことにはあまり興味がありません。ただ、なんでweb上で「winnyで落としたアニメ見たよ」と表明するのがアウトで「youtubeでアニメ見たよ」がセーフか(勿論これは誰かがそう言ったわけでなく、私が見てて一部にそういう風潮があるなあと思っただけですけど)、っていうのは疑問です。どちらも現段階では正規の手段ではない、ということに変わりはないのに。


……それを言い出したらこのblogに使ってる拾い物画像とかもどうなんだ、って話になっちゃいますけどね。