DADDYFACE 世界樹の舟/伊達将範/電撃文庫

DADDYFACE世界樹の舟 (電撃文庫)


しかし……これはどこまでいってもライトノベルだな。いや、まあ面白いからいいんですが、もうちょっとシリアスとギャグのメリハリをつけてほしい気はする。


てことで、今回はドイツを舞台に、北欧神話ネタ。北欧神話って、ファンタジーではやり尽くされてる感じだけど、こういう料理の仕方ってのはライトノベルでは珍しい……というほどでもないけど、あんまり見ないような。それとも、私がファンタジーばっか読んでたせいか。


ミサミサが破壊の限りを尽くしてるのを見るのは楽しいんですけど、なんかこれって「スプリガン」というよりどっちかというと「BASTARD!!」に近い楽しみ方のような気がしてきました。いや、あくまで私の中でですけど。一方ヒロインの人はいまひとつ影が薄いっつうか、ミサミサの引き立て役というか。そういえばこういうので女の方が押しが弱くて責められる、というのも結構珍しいな。