webで「お悔やみ申し上げますorz」

時々、自分はどうしようもなくつまらないことに拘ってるのかもしれない、と思うことがあります。今回、それを感じたのは、有名人の訃報を聞いた個人サイトや掲示板での反応に対して。結構多くの人が、「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁああああ」だの、「orz」だのといった顔文字付きでお悔やみを述べることに、どうにも抵抗があるのです。


顔文字を使ったからといって、イコールの人たちが悲しんでないというわけではないと思います。逆に言葉を飾ったところで、典型的な官僚答弁のように心がこもっていなければ、何ら意味はないでしょう。私は死んだことがないので、顔文字で悲しみを表現されて故人が憤慨するかどうかもよく分かりません。


しかし、彼らの多くはいわゆる「ネタ」半分で物事を処理したい時にも、同じような顔文字を使用して悲しみを表現するのです。そこが分からない。いっそ、彼らが人の死すら「ネタ」として消費しているというのなら分かりやすいのですが、多分そうではなくて、単に故人に冥福を祈ることに関しても普段の姿勢を崩さないというだけなのだと思います。


勿論、彼らの中にも現実……というか公の場で、そういったふるまいをする人はあまりいないでしょう。そういう意味では、TPOを弁えていると言えるかもしれません。しかし、本気で悲しんでいるというのに、おふざけの時にも使う顔文字でそれを表現する、という行為がどうにも理解できないのですね。


http://b.hatena.ne.jp/entry/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060806-00000032-jij-soci
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://anotherorphan.com/2006/08/post_351.html


最近、こんな事件もあったそうです。警察のこの対応が正しいものかどうか、といった議論は置いておくとして、ここでも、顔文字を使うことによる齟齬は起こっている模様。