こどものじかん(2)/私屋カヲル

こどものじかん 2 (アクションコミックス)


期待を裏切らない2巻目でした。なんか最近、あざとさというものに対して抵抗がなくなってきてるなー。それが鈍感になったのか、寛容になったのか、単に素直になっただけなのかは知らんけども。まあその時々で楽しいと思うものを楽しめればいいか。


んで、この漫画の受容のされ方で面白いのは、「エロ萌えだけじゃなくて深刻な教育問題を描いた漫画でもあるんだ!」というようなもの。まあ、そういう読み方ができるのは認めるし、出版社やニュースサイトなどの過激な煽り方への反動もあるんだろうけど、んー。いかんせんそういう方面に興味が持てないんだよなあ。エロ萌えだけで本筋がない作品がつまらないというのは事実なんだけど、それは物語の構造的に必要不可欠だというだけで、私という読者が楽しんでるのはやっぱりエロ萌えの部分なんだよなあ。シチュエーションが物語を支えてるんじゃなくて、物語がシチュエーションを支えているというか。ご飯も食べるし野菜も摂るけど、やっぱり美味しいのは肉だよね。でもご飯は必要だよねというか。なんか違うか。そういう意味で、現在ジャンプでやってる矢吹先生のアレとかは、連載で読む分には面白いけど、コミックを買うかと言われたら微妙な気がします。そこら辺のバランス感覚で言えば、個人的には「I`s」辺りが絶妙だったなあ。


サービスシーンは別に削ってもいい場面だから「サービス」シーンなのであって、エロ漫画で女性キャラが脱いでもサービスシーンとは言わないよなあ、とか、その辺のこともまあいずれ。