ライトノベルにおける文章の読み易さ、読みにくさ


いや、あくまで個人的な基準なんで文章の巧拙とかはあんまり関係ないんですけど。でも、この中で誰が一番読みやすい文章を書くかっつーと、乙一かなあ。なんというか遊びがないので安心して読める。上遠野浩平は、言葉の選び方が平易なので分かりやすい。今野緒雪は、地の文でも口語体っぽいからかな?榊一郎水口敬文は、個人的に波長が合う感じ。こういう文節が来たら次はこう来るだろうみたいのがなんとなく読める。逆にそれが嫌だっつーのもあるんですけど。竹宮ゆゆこ始めエロゲ、テキストサイト文化圏の人たちは、あんまし情景描写をしないイメージ。秋山瑞人田中哲弥西尾維新なんかはテンポがよくて、グイグイ読ませてきますね。特に前二人は文章追ってるだけでも楽しい。西尾維新は、韻を踏んでるのがいいのかなーと。


壁井ユカコは、読み辛い、というのはちょっと違うんだけど、読点をつけないので、慣れない内はテンポが取りづらい。慣れちゃえばまあそれも味の一つと言えなくもないんですが。時雨沢恵一は、武器の描写とかが微妙。奈須きのこは解説が冗長。長谷敏司は「楽園」「フリーダ」はテンポが合わなくて、「円環少女」は装飾過剰、説明下手という感じでした。