スレイヤーズ/原作:神坂一 作画:あらいずみるい

スレイヤーズ (角川コミックスドラゴンJr.)


原作イラストレーターによるコミカライズ。リナとガウリイによる「すぺしゃる」的なノリの短編を幾つか収録。後ろの方に載ってる広告を見ると、ちょうど原作1部が完結して、アニメが開始した頃に発売されたようです。右は95年発売の旧版。左は2001年発売の新装版。


原作と比べてリナ・ガウリイのイチャイチャが際立って多いのが特徴。私はどっちかというとリナ×ゼル派だったんですが、これはこれで。や、別にあの二人がくっついて欲しかったわけじゃなくて、ゼルが草葉の陰からリナ・ガウを見守っているというのが好きだったんですが。あのムッツリにはそれがお似合い。……10年以上も経って何言ってるんでしょう。まあアニメだとアメリアとゼルがくっついちゃうんですけどね。


あと、なぜかサービスカットも多いです。この、まだ今ほど等身の低いデフォルメを多用してない頃の絵は性的な意味でいいなあ。さすが元エロ漫画家。「スレイヤーズ」が歩んできた歴史とはすなわち、あらいずみるいがエロ漫画家の匂いを消していく過程でもあったのです。問題は、キャラにそういう感情を全くと言っていいほど抱かなかったことか。いや、全くと言えば嘘になるけど。……でも、いくら殿方に受けると言ったって、常に胸のポッチを浮かせるのは勘弁してください。