封仙娘娘追宝録・奮闘編(3) 名誉を超えた闘い/ろくごまるに/富士見ファンタジア文庫

名誉を越えた闘い―封仙娘娘追宝録・奮闘編〈3〉 (富士見ファンタジア文庫)


この頃から、ひさいちよしきのテカテカした塗りが気になりだしたんですよね。最新刊では大分落ち着いた感じになってるけど。ラノベの場合、刊行が長らく途絶えるとイラストの方が質の変化が分かりやすく見えてしまうのかな。

揺るぎなき誓い

最強の宝貝、帰書文登場。契約こそが最強、ってオーフェンの精霊魔術に通じるものがあるよなあ。わりとぽつぽつ聞くネタではあるけれど、どこかに大元のネタが転がってるのかしら。彼も、借金取立て用にこういう証文でも書いとけば苦労しなかったろうに。

最後の審判

いかなる攻撃も学習し、抵抗力を得る仙術的兵器・化修。これもそんなに珍しいネタではないと思うけど、「優しさ」すら攻撃と判断し耐性が出来てしまう、というのは面白かった。「優しさ」を攻撃と判断しているということは、少なくとも人の情を理解する機構がどっかに組み込まれているということで、でもそれを攻撃と判断して受けつけないわけだ。そこにドラマは生まれそうにないなあ。


どうでもいいけど、私も蕎麦をじゃぶじゃぶつゆにつけてモグモグ噛みしめながら食っちまう人です。うどんやパスタならともかく、蕎麦は丸呑みしたくないんだよななんとなく。我ながら粋じゃないね。