次世代を担う「新鋭」たち

とある自称美(少)女作家を一般文芸誌で紹介するのに、よく「新鋭」という言葉が使われているのを目にします。ライトノベルでは10年のキャリアがあっても、一般文芸では「新鋭」というふれこみで紹介される。例えばSF小説を長く書いてきた人が推理小説に移っても、そんな紹介の仕方はされないだろうに。それぐらい断絶があるってことでしょーか。……考えてみればそもそも、ラノベの方でもあの人がブレイクしたのってここ最近だしね。印象的には、新鋭でさして問題はないのかもしれない。にしても、ラノベで10年選手といったら、新鋭どころか既にベテランの域じゃなかろうか。上遠野浩平だってデビューしてまだ8年ですよ?