特別対談庵野秀明×水野良「文字で語るもの映像で語るもの」

古本屋で「The Sneaker」のバックナンバーを漁っていたら、96年10月号にこの記事が載ってました。「ファンタジーを観よう!」という特集の一環。同じ号に第1回スニーカー大賞授賞式での七尾あきら冲方丁が写ってたり、イラスト投稿のコーナーで羽住都THORES柴本が頑張ってたり、そういう時代です。


特集の主題と対談相手から、庵野秀明ファンタジー小説になんか言うのかなあと期待したんですが、そういうのは皆無でした。そもそも水野良が頑張って話題をふるんだけど、庵野秀明が素っ気無い答えを返して……というパターンばかり。企画の趣旨からしてなんでこの人が呼ばれたのかよく分からないんですが、角川の手前彼も断る事が出来なかったんだろうなあ……と、当時の彼の、もううんざり、という不機嫌さがよく伝わってくる対談でした。96年10月って、下手したら春の劇場版の製作追い込み時期だしなあ。


今の嫁さん貰って丸くなった彼と対談したらまた違うのかな。なんにせよ、水野良は災難でした。