SHUFFLE!#19「忘れ得ぬ想い」感想リンク集
予想外にシャッフル関連のアクセスが多いので作ってみますよ。キーワードからアニメ感想求めて100人以上飛んでくるなんて初めてだ……ちなみに同日放送、水銀橙が復活したローゼンは30人くらい。残り5話、まさか今になってこういう形で注目されるとは……別に温い萌えアニメでもよかったのになあ。というか、確かに今回は特に突出してたけど、この番組の作画・演出はいい仕事してるんですよう。脚本は回によってバラつきあるけど、でもこの回だけで確変したわけじゃないんですよう。
演出として(雛形あきこが真面目に演技して)しっかりと怖さを感じさせてくれるのだけど、実際の話はすごい笑えてしまう
あっちが立てばこっちが立たない、とギャルゲーの矛盾点を思いっきり突きまくってるよなぁ、この作品は。
来週も鬱展開の予感で、昔から他人の不幸は蜜の味と申しますかいいぞもっとやれ
原作の楓信者にとっては、かなりキツイ展開なのかもしれないけど、作品としては大成功?あくまで第19話限定ですが。
話の線を一本張って、それが張り切って切れる瞬間を見せて、というのを何重にも張っていて……
さて、この一連の稟の行動はヘタレとか優柔不断とか鈍感とかでなく、次のように意図していたらどうだろうか。
「稟は承知の上で、わざとやっている」
その後数年間、稟の世話をすることで精神の均衡を保っていたものの、今度はネリネやシアがやってきてすこしずつバランスが崩れているのが5話の「私の居場所」でなんとなく匂っていたと思う(←今思えば)。結局稟は最近までだれともつかず離れずで当り障りなくみんなと接していたので楓も特に目立った変化はなかったけど、今回亜沙と稟が急接近したことでまた目的を見失いかけているんだと筆者は思う。
「献身的、とゆーか隷属的な萌えキャラの本質は狂気そのもの」というブラックユーモアみたいなネタを扱っておきながら、そこに「萌えアニメ」に対する批評性みたいなものがこめられてないのもクールでよかった。
http://members.jcom.home.ne.jp/yamamoto.hp/index.htm(11/25)より
とにかく今回の1回でこれまでの話を全て忘れてしまうくらいのインパクトでした。こんな話だったら神も悪魔もいらなかったじゃないですか。
「原作はギャルゲ」という色眼鏡が、ああいうもんだといつの間にか納得させてしまっていたんですね。だから今回のは、正直びびった。
かような嗜虐的な表現にとどまらない形で、“楓”を縛りつけている心的エコノミーがしっかりと描きこまれていたことにも注目する必要があるだろう。
シーンやカット的にも見所、面白い所がたくさんあって、例えば、楓がトラックに轢かれそうになるトコ、スローモーションで振り向く動作のあと、一転して速いまばたき、で再びゆっくりな動き、てな感じの二段階の動きが面白かった。 緩急緩、というか、メリハリが効いてて。
今回の話を否定的に捉えてる人は、予想以上に少なかったようで。やっぱりクオリティが高いし、見ててムカつくというよりは背筋が寒くなる、或いはあそこまでいくと笑ってしまうような修羅場だったからでしょうか。しかし、みんなこういう展開好きですねえ。やっぱり最近のエロゲの流行は欝グロ修羅場ですか。はいはいスクイズスクイズ。公式サイトBBSの反応見て少し安心しました。
つうか稟はヘタレというか、単に亜沙先輩しか見えてないだけだと思うんですけど。亜沙先輩と楓の間でふらふらしてるならともかく、楓って眼中にすらない感じですよね。あとは楓・プリムラ視点というせいもあるか。いや、まあ今回に限った話ですけど。話の都合に合わせてキャラが変わってるのは確か。どうも何かある度にギャルゲ・エロゲの主人公を「ヘタレ」と呼ぶのが定着してしまってるような気がします。