最早説明不要でしょうが、日本SF大賞受賞、SFが読みたい2004年度版で第1位だった3部作。序盤はどちらかと言えば淡々としてたんだけど、終盤隠れ家に侵入していく辺りから引き込まれていきました。二挺拳銃サイコー。女の子の細腕じゃ反動に耐え切れないとかそういうのをなかったことにしてくれる素敵設定もグッジョブ。バロットの心情はあんまし説明されないでいる方が個人的には好みだけど、まあそこらへんはどうでもいいや。キャラではバンダースナッチ・カンパニーの連中が適度に変態で素敵。あっさりヤムチャ化してたけど、2巻以降で挽回の余地はあるのか。あるといいな。