ラノベ遍歴でも晒してみる

小学校時代……那須正幹「ズッコケ3人組」
まだラノベというものを知らず、オタでもない時代。あまり記憶が残ってないけど、「ズッコケ3人組」「ぼくらの七日間戦争」などの児童文学を読んでいた……ような。ゲームの楽しさを小説にしたと言われるRPGラノベの下地として「ドラクエ」「FF」あたりはPlayしていました。ああ、高屋敷英夫、久美沙織による「ドラクエ」ノベライズは読んでいたけど、それはあくまでゲームノベライズとしてでラノベとしてではなかった。ファンタジー系の漫画では「ダイの大冒険」「魔法陣グルグル」「BASTARD!!」など。


中学校時代……神坂一スレイヤーズ
アニメ版第1作、いわゆる「無印」から「スレイヤーズ」に入る。ラノベとの出会い。ただ、そこから「ロードス」など他の作品には飛び火せず。当時流行っていたあかほりさとる作品も学校で何故かみんな読んでた「ゴクドーくん」も同じく。赤川次郎の「三毛猫ホームズ」、コナン・ドイル「ホームズ」などにも手を出したけど、ミステリ好きは開花せず。
オタの友人に連れられて「新世紀エヴァンゲリオン シト新生 Death and rebirth」を観に行く。リアルタイムでも何回か見てたけど、これが決め手であっという間にオタ一色に染まる。テレ東深夜にやっていた再放送で全話見た後、夏の劇場版「THE END OF EVANGERION」を観る。「気持ち悪い……」言われても熱は醒めず。続いて「ナデシコ」にハマる。泥沼。


高校時代……秋田禎信魔術士オーフェン
新古書店で富士見ファンタジアの長編小説大賞受賞作を片っ端から買う。多分一番熱心にラノベを読んでいた日々。ドラゴンマガジンも読んでました。その中でも秋田禎信小林めぐみろくごまるに麻生俊平などにハマる。特に秋田禎信は今でも儲と書いて信者と読むぐらい好き。と言っても「オーフェン」第1作「わが呼び声に応えよ獣」ではそれほど感銘は受けず、どちらかというと段々ハマっていって一部のラスト辺りで「うわこの人すげえ!」と完璧信者に成長。「スレイヤーズ」と違いメディアミックスはウボァーでガッカリ。アニメであんなに失望したのは初めて。でもタンポポのEDと1話のクリーオウの尻だけはガチ。
富士見以外では安井健太郎ラグナロク」(スニーカー文庫)、上遠野浩平ブギーポップ」(電撃文庫)など。
好きが昂じて自分でも書いてみたり。更には某大賞に応募してみたり。今となってはいい思い出。
アニメでは「無限のリヴァイアス」「カウボーイビバップ」など。この頃からスタッフがどうこう言い始める。更なる進化への兆候。声優では坂本真綾にハマる。
センター試験前日にオーフェンの新刊を読んで酷い目に合う。今通っている大学の受験日に上京した時も懲りずにゲーマーズに行ってブギーポップの新刊を買ったりしたけど、こっちは酷い目に合わず。アキバに初めて行ったのもこの時。


大学時代……時雨沢恵一キノの旅」、秋山瑞人イリヤの空、UFOの夏
キノの旅」「ダブルブリッド」「イリヤの空、UFOの夏」など電撃作品に徐々に侵食されていく。しかし富士見の凋落と共にラノベ読書量自体は減る。
代わって増えたのはアニメとエロゲ(PCは大学入ってから購入)とネット。アニメは知識をつけようと古い作品を見始める。エロゲは鍵や月などテキスト読むだけの奴が主体。つってもせいぜい後追いで評判いいのをplayするくらいで、幸か不幸かあまりハマらず。そしてネット。情報源としてもさることながら、何時間いても飽きないのでひたすらに時間が潰されていく。サイト開設。


現在に至る……まだ見ぬ名作
ネットが発端で今野緒雪マリア様がみてる」ブーム。元々百合は好きだったけど、ちょうど情報系サイトを開設したこともあいまって見事にハマる。同作品にはラノベとしての魅力はあまり感じられないので、好きなラノベは?と聞かれて「マリみて」と答えるのには違和感があるけど、これによりラノベ熱を再び取り戻し、その流れに乗って新天地開拓開始。「銀河英雄伝説」など「スレイヤーズ」以前の作品、現在のラノベブームど真ん中にいる電撃文庫、「ファウスト」系のラノベミステリ、新伝奇(?)などを読み始める。とにかく数をこなしたいと思っているけどなかなか進まず。秋山瑞人以降なかなか当たりに巡り会えず。西尾維新の痛々しさはなかなか心地よいので期待。いい加減一般文芸にも手を出したい。