megyumi2006-04-01

某大学の教科書搬入の手伝いに行ったら、とある社員の人がえらく本を無碍に扱ってて驚きました。立ち読みされると汚れて売り物にならなくなる、という人もいる業界とはとても思えません。そりゃ、何千、何万人分の教科書を見たらうんざりするのも分かるけどさあ。学生なんてどうせ教科書買わなきゃいけないんだから汚れてても気にしないだろ、とでも思ってるのかしら。日本で知らない人はいないくらい有名な某書店の委託業務なんですけどね。

ライトノベルもケータイで読む時代

http://www.fujimishobo.co.jp/news/index.html#060310_choku
http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/panasonic/


3月30日から、富士見書房ezweb電子書籍を配信し始めました。ラインナップを見る限り、スレイヤーズオーフェンフルメタなどなど既に一定のファンがいる(もしくはいた)作品を配信する模様。なお、これは角川全体の動きで、後に電撃、スニーカー、ファミ通などのレーベルも続々参入する予定。


また、既に幾つかの電子書籍サイトで人気作を配信しているMF文庫Jは3月31日、「最強☆電子生活」でヤマグチノボル桑島由一による連載を開始しました。


他に、WEBで作品を掲載、人気投票を行いその結果に従い出版するなんてことをやっているZIGZAG NOVELSからは、既に何冊かが出版化されています。


どうも今年に入ってから、ライトノベル業界にも電子書籍化を持ち込む動きが活発のようです。個人的には、せいぜいが挿絵のレイアウトの自由度が上がるくらいで、あんまりメリットを感じないんですが、どうなんでしょうね。持ち運びの利便性とかも、そもそもライトノベルって文庫が大半だし。……まあ、そもそもdocomoの非FOMAユーザーなんで、富士見のもMFのも読めないんですが。

いつか逢う街

先日、見るともなくNHKば見ちょうと、記憶の片隅にあった黒いボタ山が映っていんしゃったとち。それは、母方の実家で、うち自身なん度か帰省についていったことのある福岡ば舞台にしたドラマやったとち。そこから流れてくる筑豊弁に、うちはなんか得体の知れんき強い想いば抱きましたとち。


えらく個人的なことやばってんが、うちの両親は、父が大阪、母が福岡出身ばい。2人は結婚し、父の転勤で関東へ移住してきて、そんでうちと兄弟が生まれましたとち。そんでくさ20数年、うちの家族はずっとこいに住んでいます。やばってんが、うち以外の親戚は、どちらも大阪か福岡に固まってます。集まろうと思えば、年中いつでも集まることが出来る距離。一方、こいは関東。えらいたくさんとも、せいぜい盆正月くらいしか行けまっしぇん。実質的には数年にいっぺんやろか。やけん、うちたちが大阪か福岡か、どちらかば訪ねても、長い間お客様とゆう雰囲気が消えまっしぇんやったとち。特に、いっちゃん初めから関東で育った子どもに対しては。


そればうちが強く感じてもろちょったのが、会話で方言が出て来る時。流石になんば言っておんなるとくらいは理解しきりきるきすが、うちたち以外が同じ言葉で話されては、疎外感ば覚えんでんいられまっしぇん。両親も実家に帰った時は地元の方言が出るき、子どもは置いてきぼり。移住先で聞きなれんき方言にあったとゆうのならいずれ慣れるかもしれんとが、一週間や二週間の滞在では、それもままなりまっしぇん。真似してみたところで付け焼刃ではどうしても無理があることば自覚していんしゃったとち。


思い返せばうちは、筑豊弁にそういった「親戚あるいは従兄弟のみんなと仲良くなるための鍵」として、一種の憧れのようなものば抱いてもろちょったのかもしれんと。それが、実際に接した期間が短くても、強い思い入れに繋がったのかも。……ちょこっと強引やろかね。


これまでの筑豊弁は、こい筑豊弁コンバータの提供でお送りいたしちょったとち。

かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜#12「やがて恋が始まる」

後半は、涙枯れるまでにキャラがよく泣くウェットなアニメだったなあ。こういう三角関係を描いた作品で、失恋した方が視聴者の共感を得て可愛く見えるというのはよく言われることですが、そこらへんをいやらしいほどに狙ってきた最終回。


ま、はずむくんがその無邪気かつ妖艶な魅力で周囲を翻弄するアニメでしたとさ。

ガラスの仮面#51「紅天女」

まあ、今まで放送してきた中でどこで区切るかっつったらそうなるよなあ。といったところで、1年やってきてこれかよ!と、どうしても納得できないものは残ります。しかし、納得いく最終回を作るためには、1からあの膨大な原作を再構成するか(まあそれが脚本家の仕事だろ!と言われればそれまでなんですが)、いっそ原作者本人に脚本を書いてもらうくらいしかありませんし。原作の最終巻が、後発の筈のアニメに引っ張られたロスト・ユニバースみたいになっちゃうかもしれないし。せめて、マヤと亜弓さん主役じゃなくて、最初から先生の物語として作っていたら、もうちょっと納得できたかもしれません。


1年間楽しんできたわけですが、視聴意欲を支えてきた要素は二つ。一つは、マヤと亜弓さんという2人の演劇サヴァンの魅力。特に亜弓さんは後半に行くにつれ、徐々に人間味が増してきて登場するごとに好きになっていきました。それとは逆に、回を追うごとに人間離れしていったのがマヤ。いや、真澄さんとの恋愛など、わりと普通の女の子っぽいところもあったんだけど、ああも圧倒的な演技をされると何もかも打ち消されます。そして二つ目の要素である時々暴走する演出も、そんなマヤに引っ張られてどんどん大仰というか、前衛的な表現になっていきました……。序盤はまだ、何の演技をしていて、何が凄いのか、というのがこちらにも分かったんだけど、最後は最早演技なのかすら分からない……これが、真の芸術の前には言葉なんて無力、ということですか?なんか違うような気もします。


でも、これでようやく安心して原作が読めます。三ヶ月に一冊位のペースで読んでいけば完結までにちょうどいいかな。

練馬大根ブラザーズ#12「俺のフィニッシュ! 見ておくんなま!」


最後まで逃げ切ろうとしたものの、ラストスパートに入る直前にゴールテープを切ってしまった……という感じでしょうか。ここ2、3話を思い返してみると制作が苦しいのか、時間稼ぎをしているようなところも見られたので、こういう言い方は間違っているかもしれません。「エクセルサーガ」なんかは作画クオリティに関しては明らかにこっちより低かったけど、ああいうのを最後までやりきったことは評価されて然るべき……というような気もします。首相が歌に感動して退散しちゃうところなんかもどことなく飄々としてて、カタルシスが足りませんでした。もっと大仰に、それこそ「よく頑張った!感動した!」とかそういう感じで泣かせればよかったのに。……まあ、なんだかよく分からないところが元ネタの人をよく表現してた、と言われればそれはそうなんだけど(笑)


新しいジャンル開拓に挑戦した「ミュージカルアニメ」ということで言えば、他の人が言うほどには退屈しませんでした。少なくともゲストキャラ毎に新曲は用意されてたし、同じ曲でも曲調をリミックスしたり、映像をちょこちょこ変えたり、歌いだすタイミングで意表を突いたり。致命的なほどにはマンネリにはならなかったんじゃないかな。


個人的に印象に残ったのは、#6「俺のウラウラうらない」と#10「俺のバッドをスリスリらー♪」辺りかな。やっぱりこういうアニメだけあって、ゲストキャラの歌唱力と演技力とネタ元が物を言ってた感が強いです。


ま、なんだかんだ言って、自分はナベシンがやりたい放題やってるのが好きなんだなあ、というのを再確認したのでした。

陰からマモル!(1)/阿智太郎・まだらさい

陰からマモル! 1 (MFコミックス)


アニメの面白さに惹かれて買っちゃいました。原作小説の方は、また時間ができたらということで、今回は見送り。


描いているのは、原作イラストの人。ライトノベルのコミカライズでこのパターンは結構珍しいですね。……と思ってたらそうでもありませんでした。内容はと言うと、話は大体原作準拠……らしい。絵柄は、アニメと比べるとアホアホ分が減ってキャラの可愛らしさが増したような気がします。特に、アニメ最終話ではやや不遇だった沢菓はやたら優遇されてますね。ゆうなはわりと普通にヒロインしてます。最近あまり見なくなった白目表現がいい感じ。



それと、まっぷたつさんは色物から目元涼やか口元鮮やかな和風美人へ。おっぱいは当社比3割増。


フラッパー連載分は現在終了していて、単行本はちょうどそこまで収録。山芽やホタルは現段階ではまだ出ていません。MFより創刊される新雑誌で再開の予定らしいです。ホタルの姿が漫画で見れるのはいつの日か……