2008-05-09から1日間の記事一覧

楽園の魔女たち 薔薇の柩に眠れ/樹川さとみ/集英社コバルト文庫

楽園の秘密について、最終回の伏線?のようなものがちらほらと。

夜のピクニック/恩田陸/新潮文庫

夕暮れの時には、辺りが暗くなってくるのに疲労が重なって憂鬱になったが、日が暮れてしまうと、逆に少しずつ元気になってくる。自分が新たな世界の住人になったことを認めたからだ。昼の世界は終わったけれども、夜はまだ始まったばかりだ。物事の始まりは…

海を抱く BAD KIDS/村山由佳/集英社文庫

刺激的な題材なのに、どこか行儀のよさを感じさせる不思議。この人の描く男キャラは、なんというか、ちょっと、うーん、という感じだなあ。

キマイラ・吼(5) キマイラ菩薩変/夢枕獏/朝日ソノラマ文庫

半年振りに再開。ああ、『魔獣狩り』も『陰陽師』もいいけど、やっぱりこれだなあ。力を持った者の悲しさ、切なさ。漫画の面白さを目指したらしいけど、少年漫画よりは少女漫画の面白さだよなあ。『オルオラネ』とかの。

フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人/佐藤友哉/講談社ノベルス

佐藤友哉デビュー作にして鏡家サーガ第一弾。オタク業界に蔓延する妹モノへの皮肉とかどうたらこうたら。ファウストのあの辺の人、という想像に違わぬ雰囲気だった。

空ノ鐘の響く惑星で/渡瀬草一郎/電撃文庫

今のところはまあ、フツーのファンタジーかなあ……。他の王位後継者っぽい人たちが全員問題アリなのに主人公に一点の隙もない辺りがちょっと嫌な感じ。

赤朽葉家の伝説/桜庭一樹/東京創元社

若者らしさとは、なんだ?無気力と憂鬱こそ、若さという病ではないだろうか。行く手は茫洋として、やらなくてはならぬことばかり多い。霧に包まれた小船にのっているような、こころもとない季節。それがわたしの感じた十代という時間であった。 発売直後に購…

ダブルブリッドⅨ/中村恵里加/電撃文庫

8巻ラストまで続いていた緊張の糸がぶつり、と千切れてしまった気がする。個人的にはいまいちだったのだけど、 真っ先に思いついたのが、鍋だった。八牧がいつも作ってくれていた鍋。ただの鍋なのに、味付けと具材に気を遣った八牧のその鍋は、とても美味し…

RD 潜脳捜査室#4「欲望の環礁」

仮想世界のありえない体型の女より現実の肉感的な女の方がいいよね、ということ。 あの妙にむちむちした女性キャラの体型は現実=実際に触れる肉、ということを表現するためのうんたらかんたら。 ハルさんもういい年なんだから脂肪分はちょっと控えたら、と思…

マクロスF #6「バイバイ、シェリル」

うおー6話にして最終回直前と言われたら信じてしまいそうな盛り上がり。ここが一段落したら後はしばらくテンションダウンするしかない……ってパターンに陥りそうだなあ。しかし、面白いのはいいんだけど、毎回毎回アクセル全開でついていくのが疲れる……。