周公旦/酒見賢一/文藝春秋

周公旦 (文春文庫)


新田次郎文学賞受賞作。 ようやく殷を倒し天下国家となった周。しかしここからが本当の苦難の始まりだった、みたいな。
面白かった。自分のこの辺の中国史理解って根っこに藤崎版「封神演義」があるんで、あの岩顔面を想像してニヤニヤしながら読んだ。太公望をああいうポジションに置くのがニクい。司馬遼太郎の日本史観とか賛否両論だけど、この人って中国史の人的にはどうなんかな。