竜王女は天に舞う(3)/北元あきの/MF文庫J

竜王女は天に舞う3 White Cage (MF文庫J)


この感想を聞いて優先度が上がった自分はほんとしょうがねえな、と思う。
慣れたのはこっちか作者のほうか、大分読みやすくなってた。

「俺は総統特務で動いてるんだよ。ま、おたくらには関係のないことだが」その言葉に、闇の向こうの空気がざわりと揺らいだ。『バカバカしい。なにが総統特務か。いかに党の筆頭副幹事長といえども、これは重大な党紀違反、背信行為だぞ』『総裁のお気に入りだからと、調子づくのも大概にしたまえ』『若造が総裁の名を借りての勝手な振る舞い。いつまでもまかり通ると思うな』それを聞いていたザウエルは表情一つ変えず、慇懃無礼に吐き捨てた。『そんなに知りたいのなら、俺の靴でもお舐めになったらいかがです?」

このパロディには意表突かれたな〜。
あと、確かにあとがきで「主人公が血まみれになって最後はたたずむこのシリーズ」って言ってるなー。でもあの手のかっこよさって女々しさ、情けなさがあってこそだと思うので、基本的にオトコノコでかっこいいシグには似合わないかも。
表紙は最初誰だか分かりませんでした。