3、4巻はイクストーヴァに遊びに来ていたリリアが、トレイズと共に王室を占拠したテロリストに立ち向かう「イクストーヴァの一番長い日」、5、6巻は豪華車両で謎めいた事件が起こる「私の王子様」。
どちらも間延びがひどかった。要らないところを削れば1巻で十分にまとまったと思うんだけど、これ最初から上下巻構成でいくことが決定してたんだろうなあ。掛け合いを楽しもうにも、なんだか終始中学生が訳した英文みたいな片言だし。前者はともかく、後者はあれだけ引っ張っていたトレイズの正体バレについてもひどい扱いだったし。
これで「リリアとトレイズ」は完結。派生シリーズである「メグとセロン」が現在刊行中。