NewType表紙についてアレコレ

http://anime.webnt.jp/nt-news/?detail=1466

Newtype (ニュータイプ) 2009年 11月号 [雑誌]

Newtype (ニュータイプ) 2009年 11月号 [雑誌]


なんか歴代表紙の人気投票をやるらしいので、こちらこちらのサイトを参照して色々調べてみた。やたら長くなったのでリスト自体はこちらに。

タイトル


エヴァ」は放映の半年前に表紙になっている辺り期待度の高さが伺える。が、90年代のブーム当時は記憶にあったほど「エヴァ」に頼り切っているわけではなかった。96年4-12月という、世間が大いに盛り上がっていた頃、表紙に一度も登場してないし。特集は組んでるけど。


00年代は「ガンダムSEED DESTINY」の大攻勢がすごかった。2004年9月から2005年11月までの15月で、表紙に登場すること9回。内、3ヶ月連続表紙が2度。他には「コードギアス」が1度、「ガンダム00」が2度、同じく3ヶ月連続で登板している。


原作つきではジャンプ連載作品が表紙になったことは一度もない。サンデーっつうか小学館は「めぞん一刻」「らんま」「犬夜叉」「YAWARA!」「GS美神」「パトレイバー」(最後のは原作ではないけど)とやたらと多い。マガジンはまあぽつぽつと。


2006年8月号では「ツバサ・クロニクル」と「xxxHOLiC」が初の違う作品のキャラによる共演をしているけど、まあ、元々クロスーバーしてる作品だしな……。

キャラクター/メカ

ルルーシュは表紙に出てきた回数は多いんだけど、ピンは一度もない。スザクとは6回、C.C.とは3回共に表紙を飾っている。キラも同様。この複数のキャラもしくはメカの組み合わせってのは、80年代はほとんどなかったんだけど、段々増えてきて、00年代中盤はやたら多い。最近は少し落ち着いてきてる感じ。99年9月号のスモーの装甲に∀ガンダムが映ってる、という構図はかっこいいな。逆に「ふしぎの海のナディア」が表紙の回では全てナディアのピン。ジャン哀れ……。


生身の人間が表紙に登場したのは2回。88年12月号のボブ・ホプキンス(「ロジャー・ラビット」エディ役)と89年8月号の高嶋政宏(「ガンヘッド」ブルックリン役)。実はカミーユが表紙に出てきたのは新訳Zが初というのは面白かった。

男と女とメカ


メカ(ロボット物)の搭乗もとい登場率は80年代後半がかなり高くて、約半数に描かれていた。90年代前半に少し下がって後はまあ横ばい。現在は1/4くらいの割合。でも昨今のロボット物の少なさを考えると、むしろ多い方かも。流石ガンダム人気で創刊されたアニメ雑誌。男女比は昔から女>>>男で特に90年代前半は男性の3倍以上の数の表紙に女性が登場している。「ナディア」「女神さま」「パトレイバー」辺りでは男が表紙に出てくることがほとんどなかったのが勝因?「セーラームーン」で戦う女の子が一気に市民権を得たこととは関係あるのやらないのやら。で、後は男性陣がじわじわ回復(?)してきて、00年代後半は「コードギアス」や「ガンダムSEED」、「ガンダム00」の奮闘もあって逆転した。

原画


平井久司は「リヴァイアス」「スクライド」「ガンダムSEED」「ガンダムSEED DESTINY」「蒼穹のファフナー」「ヒロイックエイジ」とキャラデザ担当した作品は全て描いてるのがすごい。そんなに版権絵が好きか!キャラデザを担当した数で言えば、CLAMP貞本義行なんかも負けてないんだけど……。


97年7月表紙の「ときメモ」の3人を描いた人が掲載されてないのは、電脳アイドルだから中の人などいないってこと?

ガンダム

ガイア・ギア」「フォー・ザ・バレル」を除いた「ガンダム」の名前を冠した作品だけでも295回中75回に上った。ジブリ作品のアニメージュガンダムニュータイプ。と並べてみるとアニメディアの特異性が浮かんでくる、かも。メガミマガジンですら「なのは」をいただいているというのに……。

表紙以外のこと

  • 80年代は声優が巻頭特集にいるようなこともあったんだな。
  • 86年5月号の特集「ノベルズ畑でアニメがとれた」が気になる……。時期的に藤川桂介とかその辺りに言及してるのかなあ。
  • 88年1月号「いのまたむつみの一番長い日」。マイケル・ジャクソンとの対談も。
  • 95年6月号の「スレイヤーズ」の記事、「必殺!悩殺♥マジカル・ダイナマイツ」って……
  • 99年1月からオールカラーに。
  • 99年2月号からかな?視聴率一覧の記事の横に緒方剛志の描いた色んなアニメキャラが載るように。緒方剛志オーフェンが見られるのはニュータイプだけ!人気イラストレーターを贅沢な使い方するよなあ……。
  • 05年8月号からアニメランドのコーナーから視聴率の表示が消えていた。