時載りリンネ!(4) とっておきの日々/清野静/角川スニーカー文庫

時載りリンネ! 4    とっておきの日々 (角川スニーカー文庫)


リンネ初の短編集。天体観測において時砕きの力を使い流星を止めようとする話は本編を合わせても屈指のスケールの大きさでありながらあくまで小学校の宿題のため、というギャップが面白かった。フットサル大会に出場する話は、箕作リンネの退屈、とでもいうべき話。涼宮さんと対比した場合のリンネの大人っぽさが光る。逆にGの話では、お姉ちゃんを取られそうにになったと誤解して年相応のところも見せる。「凪の日」の話もそうだけど、普段どれだけ大人っぽくても身内の前だと素が出ちゃうものなんかね。