クレイジーフラミンゴの秋/誼阿古/GA文庫

クレイジーフラミンゴの秋 (GA文庫)


先生やクラスメイト、両親を内心疎ましく思っていて、でもそんなことばかり考えている自分もバカみたいに思える。そんな中一の女の子が、やる気のなさそうな担任教師と出会ったことで、学級委員を任され、変わっていく。


小学校の国語の教科書で読んだ「赤い実はじけた」を思い出す。嗅覚や触覚にダイレクトに伝わってくるフェティッシュな描写満載。えろい。前作と違い女の子主人公だから?洋楽のタイトルがたくさん出てくるんだけど、固有名詞を出すにもひけらかしたり嫌味がない辺りに好感が持てる。素直にああ、これ聴いてみたいなあいう気持ちになった。せっかくいい作家を見つけたのに、あとがきで3作目に手をつけたと書いてありながら、2年以上音沙汰がないのは少し心配。


しかし一つ疑問が。一晩同じ部屋に一緒にいたらタバコの臭いがうつって、そこからバレるんじゃないかなあ。