"文学少女"見習の、初戀。/野村美月/ファミ通文庫

“文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫)


文学少女』シリーズ番外編。高校に入学した日坂菜乃は、文芸部の部長である井上心葉に一目惚れし、その勢いで文芸部に入部してしまう。しかし心葉の心の中には既に「文学少女」が住み着いていて……。


ななせの扱いに色んな人が泣いた。某所では琴吹かませなんて言われてるし……。こういう舞台設定であるという時点で予測して然るべきだったのかもしれないけど、番外編でまでこんな役回りを演じなけりゃならないとは。本編ラストから救いがあることは分かってるんだけど、逆に言えばこの番外編中ではこれが続くのか、それとも何らかのフォローはあるのか。すっかり出オチ要員と化した美羽様はともかく、ななせに関しては焼けぼっくいに火がついてもおかしくない気がしてきたよ。多分その前に終わるだろうとは思うけど。これが世に言うD.C.SS問題というものか。『うさ恋。』の恋を見てりゃないとは思うんだけど……。菜乃:斎藤桃子?いや、うーん。


あとはー、本編では視点人物だった心葉が、菜乃に地の文で色々褒められてたりするとなんだかこそばゆかったり、某氏のポジションが鳳理事長代理@ウテナに見えなくもなかったりした。