サンタ・クラリス・クライシス/ヤマグチノボル/富士見ファンタジア文庫

サンタ・クラリス・クライシス (富士見ファンタジア文庫)


フィンランドからやってきたサンタ見習少女との同居ラブコメヤマグチノボルらしく軽快な筆致は読んでて楽しいけど、ちょっと駆け足過ぎた気もする。好きになった女の子に既に好きな男がいてそれを応援する話ってのも結構クるものがあるので、そこら辺をもう少しねっとりと描写してくれれば……や、それは既にヤマグチノボルではない気もするけど。


ところでヒロインの名前が「クラリス・ユーティライネン」だった。フィンランドではユーティラネンってありふれた名前なのかしら。それともスト魔女と元ネタが同じ、とか?作者はあっちのノベライズも書いてるし。