クレイジーカンガルーの夏/誼阿古/GA文庫

クレイジーカンガルーの夏 (GA文庫)


70年代終盤の大阪郊外を舞台にした青春小説。地味だけど面白かった。児童文学、ジュブナイル、そういったものとして大人の人たちにも受けがよさそう。


ガンダムの話がやたら頻出するのはまあいいんだけど、これくらいの年代だと一人くらい「この年になってアニメかよ」という奴がいてもおかしくないんじゃないかなあ。そしてそれに反比例しての女っ気のなさ。『おお振り』みたいにオカズの話をしろとは言わないけど、汚れた大人にはこんな漂白されたような男子中学生ばっかりなんて信じられない!まーお話の面白さには何の関係もない話ではあるけれど。