骨牌使いの鏡/五代ゆう/富士見ファンタジア文庫
富士見ファンタジア文庫10周年記念の単行本レーベル「ファンタジー・エッセンシャル」から出た単行本。一人の少女を主人公とした、十二の“詞”によって語られた世界の破壊と再生の物語。
……うーん、五代ゆうってこんなベッタベタな少女漫画してたかなあ。考えてみれば、してた気もするなあ。そんな按配で、キャラに感情移入することが出来なかった。ファンタジー小説の売り物である世界も、あんまり魅力を感じなかった。自分としてはこの人の世界描写には惹かれても、世界設定そのものには惹かれないんだよなあ。悪い意味であんまりオタクっぽくないというか。