宮本武蔵(7)/吉川英治/吉川英治歴史時代文庫

宮本武蔵(七) (吉川英治歴史時代文庫)


武蔵は将軍家への奉公の道を断たれたのを機に再び一人旅へ。武蔵の影としての又八、2巻分放置されていた城太郎の結末は案外あっさりと着いちゃったなあ。特に城太郎。思わせぶりに姿を消しといてあれは可哀相。てっきり武蔵の敵として変わり果てた姿を見せるかと思ったのに……。武蔵と別れても権之介に師事することができた伊織との差があからさまで泣ける。絶対師匠の教育方針の問題だよなあ。不良在庫処分としか思えない。