『あいつがそいつでこいつがそれで』第1〜3節(第1〜23回)感想まとめ

twitterもしくは秋田スレに投稿した奴を加筆・修正したものです。

  • 第1節(1〜6回/クリーオウ、ティッシ)
    • 「自分のことは別だと思ってるのよね、魔術士って」第2回よりクリーオウの独白。『獣』から続く魔術士という存在に対するクリーオウの考え。ああ、これは紛れもなくあれの後日談だ、と感じた瞬間。
    • 『スレvsオー』でちょっと話には出てたけど、予想以上に殺伐とした状況だなあキエサルヒマ。
    • 事後処理に忙殺され、クリーオウの世話までしなきゃならなくなったティッシは相変わらず苦労人体質。そろそろ白髪が生えてきてもおかしくはない。猫にトイレをしつけた時は5キロやせたんだっけ。
    • オーフェンを追いかけるクリーオウ。武装盗賊団に襲われ、レキもいまだ目も開かず大ピンチ!そんな時に颯爽と公然猥褻が登場する展開を希望したい。
    • 『はぐれ旅』最終巻は、駆け足なところは自分も不満だったけど、栗に関しては言うほどひどい状態だったとは思わなかった。「最初」かなり取り乱したからああいう部屋に入れられてたけど、オーフェンが出てく時にはある程度落ち着いてたと思うのだよな。オーフェンも出ていく時に色々諭してたし。だから、精神病院で廃人放置wwwwwwwひでえwwwwとか主張してる人はネタで言ってるんだと思ってた。
  • 第2節(7〜14回/オーフェン、サルア)
    • 「いよう。噂になってるぞ。魔王」オーフェンの呼称が魔王フェンになった瞬間。
    • 邪教崇拝部に崇め奉られピアノによって召喚されるミニスカ脛毛のおっさん。それが魔王。
    • 「しかも特筆すべきは、そいつの現れた戦場にはひとりの死者も出ないというのだ」第9回より。オーフェン、人間台風に。同時代性。そういえば秋田と内藤泰弘は知り合い、なんだろうか。某所で繋がってたけど。
    • 「ああ、あいつはな。だがあいつはもう戦えない身体だ。あいつは死んだ。あいつを覚えてるか?」第9回より。戦えない=メッチェン、死んだ=オレイル?
    • アーバンラマの事業家=マギー家、だろうなあ……。これからコギーたちがこの連載に出演する可能性については、ラシィらしきものが登場してたりするところを見ると、なくもないのかなーと思い始めた。最初は、シリアスな空気をぶち壊すことはしないだろうと思ってたんだけど、今の秋田ならファンサービスの方を取ってもおかしくなさそう。まあ、無謀編ばりのギャグ展開になることはなさそうだけど。
    • 「あいつは大陸の外で新しいキムラックを築くつもりでいる――いまだに自分を始祖魔術士だと思い込んだままな」「それにあいつの寿命も、そう長くない。もう死んで――いや機能停止してるかもな」第12、13回より。まさかこんなところで本編の設定をひっくり返すとは……
    • しかしこのカーロッタ、ノリノリである
    • 「この厄介な力を返上するのに、元の持ち主に会いにいかないとならない。それが、俺が大陸の外に出たい理由だ」借りたもんは返す。どっかの馬鹿に聞かせてやりてえな、とか。
  • 第3節(15回〜23回/イザベラ、マジク、ハーティア)
    • 「加えて、言うまでもないが、その同僚の生前、そいつはこの名前をことあるごとに馬鹿にしていたらしい。」第15回より。そりゃまあなあ。イールギットって悪役ちっくな名前のイメージを少しでも変えたかったんだろうか……
    • 「受付の女魔術士は、実のところ知った顔だった――名前は覚えていないが。トトカンタ市を旅立つよりも以前、こいつの家の宿屋に顔を出してきたことがある。」ラシィ、だよなあ……。この流れでミースはちょっとそぐわない気がする。でも、 ラシィって無謀編の魔術士同盟への帰属意識とか外敵への好戦的な性格とか見てると真っ先にタフレムにはせ参じそうだけど、そうでもないのかなあ。
    • 「何故だか、この街は復旧作業に慣れてるんだ」吹いた。無謀編ネタはこのくらいが絶妙。
    • 野心ある副官ハーティアの本領発揮、なんだろうか。なんかもうちょっと裏があるようにも思える。
    • サンクタムという名前に心当たりはある?」この連載で初めて出てきた単語。人物名だとすると、やっぱりコルゴンが無難か。魔術士殺しの愚犬ヒリエッタ再登板!とかも面白いっちゃ面白いが。
    • 怪人ゼッドはプレ編キャラだけど無謀編的なキャラでもあるからして、登場すると一気にパワーバランスが崩れるなあ。
  • 小休止雑談
    • 「悪者でナチスが出てくるお話なんてのも、もうクトゥルフ物かアメコミくらいにしか残ってない感じありますねー」そういやそうだなー。自分の印象に残ってるのは「失われた聖櫃」くらい。てか、逆にクトゥルフやアメコミにはまだ残ってるのか。
    • 28日の日記、物語に真摯で惚れ直した。が、その一方でその生真面目さが足枷にならなきゃいいけど、なんて余計な心配もしてしまった。