七姫物語(5) 東和の模様/高野和/電撃文庫

七姫物語〈第5章〉東和の模様 (電撃文庫)


イラストにおける女の子のロリ化が著しい新刊。イラストレーターの絵柄の変化は、ペースの早くないシリーズ物の悩みの一つではあるなあ。まあ、それもどうやら7巻までで終わる……のかな?


今回は大きく分けて地方の四都同盟と、首都圏の腹黒二人組の睨み合いという二面展開。空澄姫はずっと空澄姫状態。末妹の可愛さで他のお姉さま方を虜に。常磐姫は五、六の姉妹の仲のよさに当てられっぱなし。二ノ宮翡翠さんは、今回外部の人間の力を借りた辺り、微妙に負けフラグが立ってる気が……。というか、あの新キャラの人と恋に落ちた挙句刺しそう、とか……安易過ぎか。


ラストではまさかのあの人が再登板。このシリーズ、最初は七姫たちが巻を重ねるごとに一人一人脱落してくもんだと予想してたんだけど、全然そんなことにはならなかったなあ。