ラムネ #1〜12

恋愛モノ（？）で、ここまで主人公カップルが揺らがないのも珍しいなあ……。一応サブヒロイン候補らしき人たちが出てくるんだけど、告白まで至ったのは一人だけ。その一人も、正ヒロインとのお似合いッぷりに同じ土俵に上がることすらなく自分から身を退いていく。他の人は個別ルートに入っても恋愛要素が全く絡まない。修羅場、という言葉とは無縁だった。

作画は基本的にあんましよろしくない。というかいっそ悪いといってもいいと思う。典型的なギャルゲ/エロゲアニメなので、キャラクターの性格と展開にはツッコミどころは多い。特に終盤の展開はかなりの力業だった。そこらへんに目をつぶれば、まあ、わりと。

しかし、凄いのは、主人公とヒロインがどうして片親なのかとか、どうして引っ越してきたのかとか、どうして旅してるのかとか、そこらへんの背景が全然語られなかったことよね。