トライガンマキシマム(14)/内藤泰弘

トライガン・マキシマム 14 (ヤングキングコミックス)

はるか時の彼方
まだ見ぬ遠き場所で


唄い続けられる
同じ人類のうた。


96年の無印1巻から数えて12年、自分個人はアニメ化前後から入ったので98年からちょうど10年の付き合いとなりました。連載終了から半年以上、この度無事完結。月刊でマイペースではあったけど、途中路線が変更するようなことも……まあ、バトルなげー!とか何やってるのかわかんねー!とかはありましたが……あまりなく、綺麗な終わり方でした。最後の最後であの星の名前が明かされる辺り、心憎い演出。


これで剣心、オーフェン、ヴァッシュと自分の90年代を支えた不殺な人たちも全員姿を消しちゃったなあ。そういえば、『るろ剣』京都編ラストの「In the blue sky」とこちらのラスト「こんなにも青い空の下で」が自分の中で被ったり被らなかったり。どちらも、アニメを髣髴とさせるシーンでした。ヴァッシュのあの口癖もどちらかというと漫画よりアニメの方の印象が強くて、ああ、こういう形でメディアミックスが相互作用を生むってのはいいなーと思いました。


今回のカバー裏は某世界的人気少年漫画家のパロディらしき絵柄。そういえば好きそうだったもんな。あと、映画化。黒田先生じゃないとか許されざるよ。あんなーにいっしょだったのにー。