女戦士エフェラ&ジリオラ(1) グラフトンの三つの流星/ひかわ玲子/大陸書房

グラフトンの三つの流星 (大陸ノベルス―女戦士エフェラ&ジリオラシリーズ)


キャラクター同士の掛け合いに始まり、文章が思ってたより軽かった。88年でこれかー。『シェクティ』もそうだけど、この時点で既にライトファンタジーってものの形ができてきてたのかね。最後の方はちょっと尻切れトンボっつーか、テーマ優先というか。女性ファンタジー作家で言うとお耽美な感じの竹河聖でもSFで「あたし」なこばめぐでもなく、五代ゆうに近いのかな。しかし、ノベルスで段組じゃないのって結構珍しいんじゃなかろうか。