クドリャフカの順番 十文字事件/米澤穂信/角川書店

クドリャフカの順番―「十文字」事件


文化祭本番。主要メンバー4人の視点で、様々なイベントに絡むので、前2作と比べて賑やかになっていた。


漫研での、何の知識もない素人が批評をすることに意味はあるのか、「名作」というのはより多くの時間を経てもなお残っている作品に自然と与えら称号ものではないか、といった問いは色々考えさせらるところがあった。『愚者のエンドロール』でミステリーというジャンルについて色々論じたことといい、そういう……なんていうんだろ、ありていに言っちゃうと批評家/読書好き受けしそうなテーマを取り扱うのが好きなのかな。本人にそういう気質があるからかな。