ながされて藍蘭島#26「飛び出して、藍蘭島」

ガンガンに連載されてる原作をチラッと読んで、スタチャ製作というのを聞いた時に抱いた「ああ、ああいう感じになるんだろうな」という想像とは一味違った出来でした。とにかく、どの回でも安定してキャラクターをアクションさせることへの執念がうかがえ、あーこの調子で島の女の子が主人公を追いかける展開が続くと飽きるだろうなーと思っていたんだけど、結局最期まで観させられてしまった。その力技に感服。この辺は、『SHAFFLE！』でも思う存分キャラを動かしていた細田直人が関わっていたおかげというのもあるのかもしれない。

某所で「出オチ」と呼ばれ親しまれたちばさえの人を始めとして脇役もいい味を出してたんだけど、メインヒロインのすずがどうにもなー。この手のハーレム物でメインヒロインが空気なのはお約束とはいえ、もう少しなんとかならんかったもんか。実況かどっかで言われてた、「この手の作品でメインヒロインが一人だけヒロイン面してるとむかつく」ってのは結構的を射てる気がした。そんなところまで『SHAFFLE！』に似なくとも。