デビル17(1) みなごろしの学園/豪屋大介/富士見ファンタジア文庫

みなごろしの学園―デビル17〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)


ええと、まあ、斜め読み。私は、主観というものとは別に客観的な評価ってものを個人が下せるか、ということに関して、少なくとも自分にはできない芸当だと最近思っているのだけど、これは、色々気に入らないことは含めても、まあ筆力はあるんだろーなーと認めざるをえなさそうな出来っぽかったです。斜め読みのくせに?いや斜め読みだからこそ。


ちなみに。一応自分は富士見に愛着の深い方だと思うけど(そのわりに新刊には手を出さない。典型的な老害ですね)、こういう作品が出たことについてどう思うかっつったら、まあ別にいいんじゃないの、と思う。一応中高生向けレーベルとしての健全性、とかに関しては逆に中高生向けだからこそこんなのがあってもいいんじゃないの、と思わなくもないし、昔のスニーカーみたいにレーベルの一角を占めるほどにこれ系を前面に押し出してくると抗議の声の一つもあげたくなるけど、今のところイレギュラーな存在っぽいしな。