少女地獄/夢野久作/角川文庫

少女地獄 (角川文庫)


ガガガ文庫跳訳シリーズに名前があったので。でも跳訳された方のは読んでない。あんまり読む気もない。自分の守備範囲に入ってきた、という事実の方が重要なんだなきっと。あ、でも今ガガガ文庫の公式見返したら、どっちかというと『人間レコード』の方がベースっぽい。


虚言癖の女。連続殺人犯の男をそうと知りながら愛してしまった女。火星の女の復讐、の三つの短編から成っているのが表題作。これ以外に三篇が収録。一番最初のが、面白かったかな。


最後の方の放火をするシーンで、それに使われたと思しき器具が伏字になっているのは、なんでだろう?

それと

同作者の『人間レコード』『瓶詰地獄』を青空文庫で補完。短編1本のために紙媒体を手に入れるのが面倒だったので。『瓶詰地獄』のタイトルは、みさくらなんこつ主催の同人サークル・ハースニールのシスプリ同人『瓶詰妹達』で知った。と思ってたけど、読んでみたら記憶にあるものだった。