桜庭一樹「今後も新刊は単行本で出していくだろうと思います」


活字倶楽部桜庭一樹特集を読みました。気になったのは、「GOSICKはいつまで続くか分からないけど文庫という形が変わることはないと思います」「今後も(文脈から多分『GOSICK』以外の)新刊は単行本で出していくだろうと思います」というところでしょうか(こちら参照)。これっていわゆる文庫型のライトノベルレーベルで新作は出さないって宣言と取っていいのかなー。『GOSICK』みたいに届くべき層に届く作品を書くのなら、その限りではないのでしょうか。それは、まあここ最近の活動を見てれば自然な流れだろうし、エッセイとかじゃなくて小説書いてくれるならどんなフィールドでも構いませんが(単行本ばかりで出費が増えるのは正直困るけど)、『荒野の恋』3部作の完結編は……。


荒野の恋〈第1部〉catch the tail (ファミ通文庫)

荒野の恋〈第1部〉catch the tail (ファミ通文庫)

荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫)

荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫)


既に2巻から1年半経過しました。作者自身は元気に(元気すぎるほどに)活躍してるのを、「まあ今は他の作品で忙しいだけかな。まだ1年半しか過ぎてないしな」と取るか、「もう1年半か。活躍してるし筆も早そうなのになんで『荒野』だけ……」と取るか、だよなあ。『荒野』の場合、『GOSICK』ほど……というか、ファミ通文庫の他作品と比較してもあんまり初動が出てないので、不安。

大阪屋500位まで(集計期間:1月30日から2月5日まで)
私のKnightになってよネ! 111位
学校の階段        173位
頂天のレムーリア     240位
RE:凪野アオイ     246位
コッペとBB団 その2  278位
ワンダフル・ワンダリング 281位
荒野の恋 第2部     327位
アイドルマスター 1   圏外

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1124788706/


まあ、『七竈』『赤朽葉』から入って『荒野』読んだよーという声もそれなりに聞くし、今新刊が出ればまた違うと思うけど……。インタビューでの発言を見てると、「3部作を1冊にまとめて単行本化」ってのもあながち妄想じゃ終わらなそうな気がしてきました。