雷の娘シェクティ(2) 黒銀の公子/嵩峰龍二/富士見ファンタジア文庫
現実世界とアストラルっぽい世界(本編ではもっと厳密に区分されてるんだけど面倒臭い)の階層の違いを利用して悪戯、とか1巻と比べるとその膨大な設定を活かした話になってきた、のかなあ?
女性の生理がどうこう、って話はライトファンタジーで女性主人公が普通に旅してると、まあ下世話な人たちの間ではわりと頻繁に出てくる話だよなあ。『スレイヤーズ』の1巻でも確かそんな話が出てきた気がするけど、以降はあんまり見かけなくなったのは、なんか、あの作品がメジャーになる過程でそういう要素を排除しようとする意思が動いたのかなあ、とか。あらいずみるいがエロ漫画家臭を段々消していったのと同じように。
閑話休題。あとがきで、自分に送られてきたファンレターに対して日本語がなってないと文句をつける作者は初めて見ました。